2012年3月19日月曜日

tschüss ZF

ついにZF Friedrichshafen AGでの日々が終わりました.
8月1日に研修が始まり,そこから8ヵ月間お世話になりました.
8カ月,最初は長いなーって思っていたけどあっという間でした.
初めて企業訪問に行ったときに出迎えてくれた元上司.
非常にラフな格好でメッチャ笑顔.
だいぶ緊張がほぐれて,研修内容も理解して研修意欲に満ち溢れていました.
8月1日.企業研修初日.
すこーし緊張しながら出社.
だけど,元上司が笑顔で迎えてくれて他の同僚たちも"コーヒー飲む?"とか気軽に声をかけてくれてすぐに打ち解けられました.
最初1カ月はひたすらソフトウェアの使い方を学ぶ日々.
分からないことがあれば時間をかけて教えてくれたし,優しさが嬉しかったです.
1カ月が経ち,元上司が異動になり新しい上司に.
彼と新たな課題が始まり心機一転.
と思いきや,他の同僚から解析の仕事を任され一緒に解析することに.
2週間くらいの短期のそこまで難しくない仕事でしたが,やり取りに一切英語は無くドイツ語の毎日でした.
分からない時はゆっくり何度も説明してくれたし,絵をかいたりしてくれて優しさに助けられました.
これが後々にドイツ語で仕事をする大きなきっかけになったと思います.
その課題が終わった後はついに本格的に仕事が始まる.
使ったことのないプログラムを一から学び,いくつかのプログラムを作ったり.
一時期他の部署からデータが届かない時は仕事が無くてやる気がなくなったり.
計算モデルができたと思って解析を行おうと思ったら,そのモデル評価にとてつもない時間がかかったり.
いろいろありました.
だけど,困った時にいつも助けてくれたりアドバイスをくれたのは同僚たち.
ボスとも何度も会議を行ってこれからの方針についてアドバイスをもらったりして本当にお世話になりっぱなしでした.

最後1カ月はヴルカヌスの最終報告書,ZFの報告書,ZFでのプレゼン,データ整理にひたすら追われなかなか自分の時間が作れずに気が付いたら毎日が過ぎ去っていました.
16日にプレゼンを行ったのですが,あまりにもやることが多くてプレゼンを用意する時間は1日しかなく,どうなることかと思っていましたが何とか終了.
みんなからの拍手が嬉しかったし,"ありがとう"という言葉や"新たな知見が得られたよ"という言葉が嬉しかった.
そして,達成感はこの上ないものでした.

今日は最終日.
お世話になりました,という感謝の気持ちを込めて朝食をみんなにふるまう.
超巨大プレッツェル.
みんなと笑顔で最後に話せたのは本当に楽しかった.
やっぱりこの部署には笑顔があふれているなと.
今日も引継ぎをする関係でガッツリ働くことになって時間が無くてアワアワとみんなと挨拶することになったのですが,感慨深かったです.
一時期一緒に仕事をしていた同僚と挨拶した時に"あなたがいなくなってしまうのは寂しいわ"って言ってその人の目に涙が.
こっちまで泣くからやめてー!!って感じだったけどそう思ってくれていたのは本当に嬉しい.
みんなとも挨拶を交わし,ボスにも挨拶をしてさよならをしました.
また来なよって言ってもらえたのは嬉しいし,君のサポートには感謝しているよ,と言われたのもメッチャ嬉しかったです.
ボスの働き方や頭の回転は本当に素晴らしかったし尊敬していたのでそのような人にそういう言葉をもらえるのはありがたい.

社員証を返しに他の建物に行くとそこには友達が.
結局彼女が仕事終わるまで邪魔するような形でひたすら喋っていたけど楽しかったです.

インターンシップ生との交流もあったし,最後は本当に毎日が充実していた.
辛い日々もありました.
だけど,全てが今に繋がっている.

人との繋がりを実感し,海外の人と仕事をするということにも少し自信が持てました.
大きな一歩です.

ZF,そしてうちの部署のOTGS1を選んで心からよかったと思っています.
本当にお世話になりました.
人口たった6万人弱の小さい街のフリードリヒスハーフェン.
だけど,そこでの出会いや経験,そして彼らと信頼関係を築けたことはこれから先の自分に自信を与えてくれるものだと確信しています.

2012年3月9日金曜日

Wo ist mein schönes Wochenende?

金曜日が終わりました.
というわけで仕事納めまであと一週間です.
はや...

一昨日上司にいきなり"報告書作ってね.来週にプレゼンしてね.あと,今までの計算モデルについてどこに何があるか分かるように一つのドキュメント作っておいてね"と言われ,また忙殺される日々に逆戻りです.
しかも,報告書に入れる内容がとても多すぎる.
というか,"今まで報告に使ってたパワポ見せてー"と言われ,見せたら"これも内容に入れて"という感じでどんどんつけたされ,もう意味不明なことになっています.
あれまー.
前に"今まで作ったプログラムと計算モデルについてドキュメント残しておいてね"と言われたからそれは作っていたけど,違うじゃーん!
てか,あと一週間で全部やるとか鬼畜...
一週間前に言うことじゃないだろーって...
こうなるのが嫌だったから前から何度も"報告書はこれでいいですか?プレゼンはしないのですか?"と確認してたのに,なぜこのタイミングで...
昨日は"あれも入れて,これも入れて"と言われたことの話が全然つながらなくてハイパーイライラでしたが,今日やっと話の流れができてきた.
とりあえず,書く量が多すぎる...
今の時点で50ページ.
今週末にはある程度形にせんと発表の方が間に合わんぞ.
来週に仕事が終わるとは思えません.
とりあえず,私の"良い週末"はまたどこかへ行ってしまいました.

話しは変わって,昨日のイベントについて.
昨日はインターナショナルチームのお別れ会.
一言,本当に楽しかった!!
やっぱり,ここが自分が楽しくいられる場所なのかなーって思いました.
一緒に飯を食い,一緒に酒を飲み,一緒に話し,一緒に笑う.
ただそれだけのことだけど,笑顔があふれ本当に楽しくて幸せなひと時でした.
一緒に話していて楽しいし,もっともっと話していたかった.
そして,ドイツ語で生活していてよかった.
ドイツ語を諦めて英語で生活していたらおそらくこんなに楽しいって思うことはなかったんじゃないかなーって思う.
こんな友達を持てた自分は幸せだと思います.
そして,できるならもっと一緒にいたかったな.
最後の集まりとなりましたが,本当に良い思い出.
ありがとう!

2012年3月6日火曜日

Geburtstag

こんにちは.
やっとファイナルレポート書き終わりました.
というか,終わらせました.
時間が無くてまだまだ校正するべきところはありましたが,とりあえずひと段落です.
ファイナルレポートを書いている時にこの一年間で起きたすべてのことを思い返していました.
こう思い返してみるとたくさんの人に支えられた一年であると思います.
写真を見返すと笑顔にあふれていて,楽しい思い出がたくさんでした.
だけど,楽しいことばかりではありません.
けっこう辛いこともありました.
それは,このような日本と全く違う環境にいるから当たり前のこと.
特に4月は環境が大きく変化したことによって体調を崩し続け,分からないドイツ語の中でかなりしんどい時間を過ごしたことを覚えています.
4月にスカイプで話した友達に"あの時鬱かと思ったよー笑"とあとから言われました.
異国に来ているのだから仕方ないって割り切っていたから辛かったものの何とか乗り越えられました.
だけど,それも一人だったら状況はもっと辛いことになっていただろうなーって思います.
その時,いつも支えてくれていたのは同じドイツで研修をしていたVulcanusの仲間,そして現地で出会った仲間.
特に,ホームステイ先で一緒だったエレアナとエイミーには本当に感謝です.
一番初め,右も左も分からない状態でドイツに来た時に一緒に街の中に行っていろいろ案内してくれたり,ドイツ語を教えてくれたり,買い物に付き合ってくれたり,辛い時には"これでも見なよ!"と大量に映画をくれたり,わけわからないドイツ語での手紙が来たときは翻訳してくれたり...
本当にいつも笑顔でいられたし楽しかった.
今はfacebookでしか話せないけれども,このような友達を持てた自分は本当に幸せ.

ホストマザーも最初は怖くて苦痛に感じていたけれども,自分の話を聞いてくれるし,いろいろ話してくれた.
そして,いつも背中をさすって笑顔をくれた.
最後には"あなたは本当に優しい子で,一緒にいて楽しかったわ.何か困ったことがあったらいつでもいいなさいね."と言ってくれた.

インターンシップが始まってからも色々な人に出会った.
新たな土地に来て何しようかなー,という時に一緒に自転車で小旅行したジロム.
彼とは一緒にバーに飲みに行ったり,他にも車で出かけたりもした.
分からないことはいろいろ教えてもらったし,迷惑もかけたし,かけられた.
彼がいたからこそ,大きな問題もなくこうして生活ができているのだと感じます.

会社では
いつも自分の話を興味深く聞いてくれて,時間を作ってアドバイスをくれたスーバーバイザー.
いつも"Yuta調子はどう!?"と気さくに声をかけてくれたボス.
何かわからないことがあると時間を気にせずいろいろ説明してくれた同僚.
そして,一緒に旅行もした仲の良い友人.

インターンシップ生のチームでも様々な国の人と友達になれた.
彼らは自分を受け入れてくれたし,楽しい時間を共有できた.
最初は嫌だったミーティングも途中から楽しみに変わっていた.
だって,みんなに会えるんだもん.

とても全員を書ききれないほど色々な人にお世話になりました.
この一年はみんながいたからこその一年.
文化を超えたみんなの優しさに触れられた一年.
本当にみんなのことが大好きすぎる.
もう一度会いたい人たちもいるけど,時間がもうないのね.それは本当に残念.
いきなりぽんと飛び込んだドイツ.
だけど,気が付いたら自分の周りにはたくさんの人がいました.
一人で旅行をしても旅行先で色々な人とお話しさせてもらった.
海外に一人で飛び込んだって怖くない.
自分には助けてくれる仲間が世界中にいる.

今日僕は誕生日を迎えました.
会社に行くとまず先に誕生日おめでとう!と声をかけてくれた友達.
上司と話し合いをするために上司のところに行くとなぜか超ニコニコ.
なんだろー,って思ってたら"誕生日でしょ!?おめでとう!!"とメッチャ嬉しそうに言ってくれた.
こんなに心から嬉しそうに言ってくれるなんてこちらも本当に心から嬉しくなりました.
そして,今年出会った仲間たちが寄せられたメッセージたち.
本当にいろいろな人と出会ったことを実感させてくれます.
ドイツ流にみんなを招待して誕生日パーティーでも開こうと思ったけど,普通に会議でガッツリ仕事の一日でした.
そして,この時点になって結果(仮)がやっと出てあとはモデルのチェックと会社に提出するレポートを書きなぐればいいのかな.
一日の流れはいつもと何も変わらなかったけど,人に恵まれたと気付かせてくる日でした.
これが僕の誕生日プレゼントだと感じます.

みんなに感謝.
本当にありがとう.