2012年6月9日土曜日

帰国して2カ月

お久しぶりです.
日本に帰国して2カ月が経ちました.
2カ月が本当にあっという間です.
ここ最近はどうしているかというと,授業,研究,フットサル,JAZZ...といろいろ充実した日々を送っております.
学校関係でやることがいろいろありますが,それだけが全てだとは思っていないので,趣味とかいろいろ自分の時間も楽しんでいきたいです.
仕事だけが全てではないって言うのは去年一番感じたことでもあるし.
そのためにもメリハリのある生活を心がけています.
忙しさを理由にチャンスを潰さない.

さてさて,やっとZFからインターンの評価表を頂きました.
ここに書いておこうと思います.

Working Style:
Planning / Organization  1
Reliability / Diligence  1
Adapting to New Situations and Problems  1
Work Results  1

Performance / Determination:
Personal Initiative  2
Target Achievement  1
Willigness / Motivation / Interest  1

Resilience and Self-Confidence:
Working under Pressure  1
Self-Confidence / Self-Assurance  1
Response to Feedback  1

Cognitive Skills:
Analytical Skills  2
Problem Solving Skills  1
Learning Skills  1
Creativity  1

Social Skills:
Sharing Information  1
Discussion Skills  1
Openness / Receptiveness  1
Sense of Responsibility  1
Interpersonal Skills  1
Adaptability  1

1  =  Behavior is particularly significant
2  =  Behavior is significantly present
3  =  Behavior is present
4  =  Behavior is sometimes present and is recommended as a field of further education

簡単に言うと1>2>3>4という感じです.
おおむね良かったです.
今回2が付いた項目ですが,これは問題の解析する能力と自分で情報を集めて仕事をする能力がまだ伸ばせるよーという評価でした.
確かに,研修内容が自分が今までやってきた専門とは違うことと,ノウハウがなかったので同僚にとにかく聞きまくっていたことが原因なのかなーって思います.
だけど自分ではこの評価に満足しています.
解析能力はその分野に関して勉強すれば十分カバーできると思います.
仕事のやり方,仕事へのやる気,問題解決能力,コミュニケーション能力と根本になるところを評価してもらえたので非常に嬉しいです.
何とか結果を出してやろう!!って頑張った結果がこうあらわれたのは本当に良かった.
でも,この結果は決して自分一人では出せなかったです.
ドイツ語が話せないでドイツに来て,自分のつたないドイツ語に付き合ってくれた仲間,先生.
辛い時に話を聞いてくれた仲間.
スカイプで気分転換させてくれた人たち.
あとは,Vulcanusの同期の誰にも負けないくらいのアウトプットを出してやろうって思っていたのでそれが原動力になっていたのも間違いないです.
全ての人に感謝.

日本でもいろいろな人と協力しながら,楽しみながらやっていきたいですね.

2012年4月5日木曜日

ブリュッセルから日本へ.そしてその先へ.

いつの間にか日本に戻っていました.
いざ日本に戻ってみると思っていたよりも逆カルチャーショックはありませんでした.
まぁいろいろ身構えていたからでしょうが...
それでも日本での物価の高さ,狭さ,人の多さ...
いろいろ慣れないところは多いです.
その中でも一番大きいのはコミュニケーションの取りにくさでしょうか...
というか無関心さ...
待っていて何も起きないなら自分からアプローチしていきましょう.

最後のブリュッセルでのことについて書いていなかったので今日はそれについてとこれからについて書いていこうと思います.
3月22日(木)
朝にフリードリヒスハーフェンにお別れ.
そして,一年間お世話になったドイツとさよならをして最終目的地ブリュッセルへ.
最後に見事に電車を乗り間違え,少し遅れて到着.
そこでVulcanusの同期と集合して飯食って発表練習をちょっとして就寝.

3月23日(金)
いよいよ,最終報告会です.
中間報告会の時は緊張しながらの最後から2番目という順番でしたが今回はまさかの一番最初.
トップバッターは荷が重いです.
何とか発表終了してセレモニーへ.
終わった解放感でみんなと話すのが楽しかった.
その後は上司と同期たちとパブに行って酒を飲む.
今回初めて上司と酒を飲んだけどけっこう喋る人だったんだ笑


意外な発見を最後にしました.
そして,世界遺産のグラン=プラスの前で同期と酒を飲み余韻に浸る.
奇人変人の集まりと言ってもおかしくない同期.
みんなそれぞれクセがあるから楽しい.
それぞれが向いているベクトルは違うからこそものすごい刺激になる.
彼らから学んだことは本当に大きかった.
自分をもっていてやりたいことをやっている.
こんなに自分を持っている人に出会ったことがあまりなかったので一緒にいて得るものは大きかったです.
普段は"お前マジくそだな"と言っているものの心の中では尊敬している部分があるのです.
最後にもう一度パブに行って酒を飲んで帰る.
3月24日(土)
いよいよ帰国.
寝た時間が4時半なのに見事6時半に起床.
最後に上司とさよならを交わし空港へ.
ちなみに若干の二日酔いでした.
ブリュッセルからアムステルダムへ行き,そこから日本へ.
アムステルダムから日本に向かう飛行機が離陸する瞬間号泣してしまいました.
今年一年間が全てフラッシュバックしてきて...


2011年3月29日(火)
期待に胸ふくらませてヨーロッパにやってきました.
不安もすごくあったのは間違いないです.
物ごころついてから初めての海外生活.
憧れの先輩に追いつくため,追い越すため,世界でも通用するエンジニアになるんだ!!と意気込んで乗り込んだヨーロッパ.
最初の4月は本当に辛かったです.
分からない言語と慣れない生活で精神的に滅入り,体調も崩しさらに滅入り,このころスカイプした友達には"鬱かと思ったよー"なんて言われました.
だけど,そんな時に支えてくれたのは同期と現地で出会った友達たち.
彼らが支えてくれたからどんなに辛いことがあっても立ち直れました.
彼らの"大丈夫だよ!!"は今の僕にも大きく響いています.
辛い時でも彼らがいたから笑っていられました.
5月からは自分らしく出来たのではないかなーと思います.
よりいろんな人に出会い,楽しみ...
だけど,言葉ができない僕にとって人と話すということはそれでも大変なことでした.
徐々に話せるようになるうちに気が付いたらいろいろな人と信頼関係を築くことができ,7月に語学学校を去るのはとても寂しい気持ちと感謝でいっぱいでした.

8月からは企業研修.
上司同僚にも恵まれ研修開始.
その中でも,言葉の壁で躓くことはありました.
だけど,自分が伝えようとしたらちゃんと伝わるという自信も同時につきました.
研修スタート時はひたすらソフトウェアの使い方を学ぶだけで,楽しかったものの物足りなさを感じていました.
日本に残してきている人もいたのでヨーロッパに来たことを後悔したこともありました.
"俺はここに何しに来たの?ただソフトウェアの使い方を学びに来たの?確かに語学はできるようになったけどただそれだけ?自分のやりたいことは何?今やってることは違くない?日本の方がもっと可能性あったよね?俺がここにいることは正解?"
それらはすべて後悔でした.
だけど,今自分がヨーロッパにいる事実は変わらない.
じゃあそこでできることをやるしかないって.
仕事以外でもやれることがあると思ったので,インターンシップ生のチームに入ってみたり,陸続きで国がつながっているという利点を活かし旅行しまくったり,そこで出会った人と交流してみたり...
とにかく"絶対に後悔は残さない".
何かやりたいと思ったらやりました.
その"やりたい!!"って思ったことはもしかしたら2度と訪れないかもしれないから.
ヨーロッパで出会った友達と旅行してみたかったからしつこいくらいに誘って一緒に旅行に行ったりしました.
ドイツ人と一緒にイベントをたててみたかったから友達とインターン生のためのイベントを計画したりしていました.
仕事だって今できる最大限のパフォーマンスを出して,前に進ませて最終的には自分が納得できる充実した研修を送ることができました.
そして,それなりの評価をもらうことができたし友達にも"yutaは最後に伸びたよねー"とも言ってもらえました.
自分で自分の強みを知っています.
それは,努力できる能力.
これだけは自分で誇れる力です.
最後の仕事で追われて挫けそうになった時でも"自分ならできる"って言う自信が自分を支えていました.
今まで幾度となく高い壁を乗り越えてきました.
そのたびに挫折も味わっています.
だけど,それも努力で乗り越えられたしそれが今の自分の自信となっています.

それでも僕はまだまだ未熟者です.
苦手なことはいっぱいあるし,完璧からは程遠いです.
こんな大きな口をたたいていても,本当に辛いことを目の前にするとやっぱり気持ちが滅入ります.
そんなときに支えてくれる人たちがいるからこそ頑張れるのでしょう.
人とのつながりが強いヨーロッパで学んだ助け合いの心というのは大きいです.
人を助けるのに距離,国籍,性別なんて関係ないし,それらが大きな信頼関係を築いていく.

Vulcanus in Europeに参加したことは自分のゴールではありません.
これからがスタートです.
いままでの経験をもとに自分が何ができるか.
昨日大学院のガイダンスがありました.
得たもの失ったものすべて含めて新らしく何かが始まろうとしています.

勉強だけでなくいろいろやっていきたい.
常に自分の意志を持って.
自分の道は自分で作る.協力をしてもらうことがあっても誰かに作ってもらうのではない.
欲しいものがあるなら取っていきます.
人との関係を大切にして自分らしく,楽しく,充実した生活をこれからも送っていきます.

2012年3月19日月曜日

tschüss ZF

ついにZF Friedrichshafen AGでの日々が終わりました.
8月1日に研修が始まり,そこから8ヵ月間お世話になりました.
8カ月,最初は長いなーって思っていたけどあっという間でした.
初めて企業訪問に行ったときに出迎えてくれた元上司.
非常にラフな格好でメッチャ笑顔.
だいぶ緊張がほぐれて,研修内容も理解して研修意欲に満ち溢れていました.
8月1日.企業研修初日.
すこーし緊張しながら出社.
だけど,元上司が笑顔で迎えてくれて他の同僚たちも"コーヒー飲む?"とか気軽に声をかけてくれてすぐに打ち解けられました.
最初1カ月はひたすらソフトウェアの使い方を学ぶ日々.
分からないことがあれば時間をかけて教えてくれたし,優しさが嬉しかったです.
1カ月が経ち,元上司が異動になり新しい上司に.
彼と新たな課題が始まり心機一転.
と思いきや,他の同僚から解析の仕事を任され一緒に解析することに.
2週間くらいの短期のそこまで難しくない仕事でしたが,やり取りに一切英語は無くドイツ語の毎日でした.
分からない時はゆっくり何度も説明してくれたし,絵をかいたりしてくれて優しさに助けられました.
これが後々にドイツ語で仕事をする大きなきっかけになったと思います.
その課題が終わった後はついに本格的に仕事が始まる.
使ったことのないプログラムを一から学び,いくつかのプログラムを作ったり.
一時期他の部署からデータが届かない時は仕事が無くてやる気がなくなったり.
計算モデルができたと思って解析を行おうと思ったら,そのモデル評価にとてつもない時間がかかったり.
いろいろありました.
だけど,困った時にいつも助けてくれたりアドバイスをくれたのは同僚たち.
ボスとも何度も会議を行ってこれからの方針についてアドバイスをもらったりして本当にお世話になりっぱなしでした.

最後1カ月はヴルカヌスの最終報告書,ZFの報告書,ZFでのプレゼン,データ整理にひたすら追われなかなか自分の時間が作れずに気が付いたら毎日が過ぎ去っていました.
16日にプレゼンを行ったのですが,あまりにもやることが多くてプレゼンを用意する時間は1日しかなく,どうなることかと思っていましたが何とか終了.
みんなからの拍手が嬉しかったし,"ありがとう"という言葉や"新たな知見が得られたよ"という言葉が嬉しかった.
そして,達成感はこの上ないものでした.

今日は最終日.
お世話になりました,という感謝の気持ちを込めて朝食をみんなにふるまう.
超巨大プレッツェル.
みんなと笑顔で最後に話せたのは本当に楽しかった.
やっぱりこの部署には笑顔があふれているなと.
今日も引継ぎをする関係でガッツリ働くことになって時間が無くてアワアワとみんなと挨拶することになったのですが,感慨深かったです.
一時期一緒に仕事をしていた同僚と挨拶した時に"あなたがいなくなってしまうのは寂しいわ"って言ってその人の目に涙が.
こっちまで泣くからやめてー!!って感じだったけどそう思ってくれていたのは本当に嬉しい.
みんなとも挨拶を交わし,ボスにも挨拶をしてさよならをしました.
また来なよって言ってもらえたのは嬉しいし,君のサポートには感謝しているよ,と言われたのもメッチャ嬉しかったです.
ボスの働き方や頭の回転は本当に素晴らしかったし尊敬していたのでそのような人にそういう言葉をもらえるのはありがたい.

社員証を返しに他の建物に行くとそこには友達が.
結局彼女が仕事終わるまで邪魔するような形でひたすら喋っていたけど楽しかったです.

インターンシップ生との交流もあったし,最後は本当に毎日が充実していた.
辛い日々もありました.
だけど,全てが今に繋がっている.

人との繋がりを実感し,海外の人と仕事をするということにも少し自信が持てました.
大きな一歩です.

ZF,そしてうちの部署のOTGS1を選んで心からよかったと思っています.
本当にお世話になりました.
人口たった6万人弱の小さい街のフリードリヒスハーフェン.
だけど,そこでの出会いや経験,そして彼らと信頼関係を築けたことはこれから先の自分に自信を与えてくれるものだと確信しています.

2012年3月9日金曜日

Wo ist mein schönes Wochenende?

金曜日が終わりました.
というわけで仕事納めまであと一週間です.
はや...

一昨日上司にいきなり"報告書作ってね.来週にプレゼンしてね.あと,今までの計算モデルについてどこに何があるか分かるように一つのドキュメント作っておいてね"と言われ,また忙殺される日々に逆戻りです.
しかも,報告書に入れる内容がとても多すぎる.
というか,"今まで報告に使ってたパワポ見せてー"と言われ,見せたら"これも内容に入れて"という感じでどんどんつけたされ,もう意味不明なことになっています.
あれまー.
前に"今まで作ったプログラムと計算モデルについてドキュメント残しておいてね"と言われたからそれは作っていたけど,違うじゃーん!
てか,あと一週間で全部やるとか鬼畜...
一週間前に言うことじゃないだろーって...
こうなるのが嫌だったから前から何度も"報告書はこれでいいですか?プレゼンはしないのですか?"と確認してたのに,なぜこのタイミングで...
昨日は"あれも入れて,これも入れて"と言われたことの話が全然つながらなくてハイパーイライラでしたが,今日やっと話の流れができてきた.
とりあえず,書く量が多すぎる...
今の時点で50ページ.
今週末にはある程度形にせんと発表の方が間に合わんぞ.
来週に仕事が終わるとは思えません.
とりあえず,私の"良い週末"はまたどこかへ行ってしまいました.

話しは変わって,昨日のイベントについて.
昨日はインターナショナルチームのお別れ会.
一言,本当に楽しかった!!
やっぱり,ここが自分が楽しくいられる場所なのかなーって思いました.
一緒に飯を食い,一緒に酒を飲み,一緒に話し,一緒に笑う.
ただそれだけのことだけど,笑顔があふれ本当に楽しくて幸せなひと時でした.
一緒に話していて楽しいし,もっともっと話していたかった.
そして,ドイツ語で生活していてよかった.
ドイツ語を諦めて英語で生活していたらおそらくこんなに楽しいって思うことはなかったんじゃないかなーって思う.
こんな友達を持てた自分は幸せだと思います.
そして,できるならもっと一緒にいたかったな.
最後の集まりとなりましたが,本当に良い思い出.
ありがとう!

2012年3月6日火曜日

Geburtstag

こんにちは.
やっとファイナルレポート書き終わりました.
というか,終わらせました.
時間が無くてまだまだ校正するべきところはありましたが,とりあえずひと段落です.
ファイナルレポートを書いている時にこの一年間で起きたすべてのことを思い返していました.
こう思い返してみるとたくさんの人に支えられた一年であると思います.
写真を見返すと笑顔にあふれていて,楽しい思い出がたくさんでした.
だけど,楽しいことばかりではありません.
けっこう辛いこともありました.
それは,このような日本と全く違う環境にいるから当たり前のこと.
特に4月は環境が大きく変化したことによって体調を崩し続け,分からないドイツ語の中でかなりしんどい時間を過ごしたことを覚えています.
4月にスカイプで話した友達に"あの時鬱かと思ったよー笑"とあとから言われました.
異国に来ているのだから仕方ないって割り切っていたから辛かったものの何とか乗り越えられました.
だけど,それも一人だったら状況はもっと辛いことになっていただろうなーって思います.
その時,いつも支えてくれていたのは同じドイツで研修をしていたVulcanusの仲間,そして現地で出会った仲間.
特に,ホームステイ先で一緒だったエレアナとエイミーには本当に感謝です.
一番初め,右も左も分からない状態でドイツに来た時に一緒に街の中に行っていろいろ案内してくれたり,ドイツ語を教えてくれたり,買い物に付き合ってくれたり,辛い時には"これでも見なよ!"と大量に映画をくれたり,わけわからないドイツ語での手紙が来たときは翻訳してくれたり...
本当にいつも笑顔でいられたし楽しかった.
今はfacebookでしか話せないけれども,このような友達を持てた自分は本当に幸せ.

ホストマザーも最初は怖くて苦痛に感じていたけれども,自分の話を聞いてくれるし,いろいろ話してくれた.
そして,いつも背中をさすって笑顔をくれた.
最後には"あなたは本当に優しい子で,一緒にいて楽しかったわ.何か困ったことがあったらいつでもいいなさいね."と言ってくれた.

インターンシップが始まってからも色々な人に出会った.
新たな土地に来て何しようかなー,という時に一緒に自転車で小旅行したジロム.
彼とは一緒にバーに飲みに行ったり,他にも車で出かけたりもした.
分からないことはいろいろ教えてもらったし,迷惑もかけたし,かけられた.
彼がいたからこそ,大きな問題もなくこうして生活ができているのだと感じます.

会社では
いつも自分の話を興味深く聞いてくれて,時間を作ってアドバイスをくれたスーバーバイザー.
いつも"Yuta調子はどう!?"と気さくに声をかけてくれたボス.
何かわからないことがあると時間を気にせずいろいろ説明してくれた同僚.
そして,一緒に旅行もした仲の良い友人.

インターンシップ生のチームでも様々な国の人と友達になれた.
彼らは自分を受け入れてくれたし,楽しい時間を共有できた.
最初は嫌だったミーティングも途中から楽しみに変わっていた.
だって,みんなに会えるんだもん.

とても全員を書ききれないほど色々な人にお世話になりました.
この一年はみんながいたからこその一年.
文化を超えたみんなの優しさに触れられた一年.
本当にみんなのことが大好きすぎる.
もう一度会いたい人たちもいるけど,時間がもうないのね.それは本当に残念.
いきなりぽんと飛び込んだドイツ.
だけど,気が付いたら自分の周りにはたくさんの人がいました.
一人で旅行をしても旅行先で色々な人とお話しさせてもらった.
海外に一人で飛び込んだって怖くない.
自分には助けてくれる仲間が世界中にいる.

今日僕は誕生日を迎えました.
会社に行くとまず先に誕生日おめでとう!と声をかけてくれた友達.
上司と話し合いをするために上司のところに行くとなぜか超ニコニコ.
なんだろー,って思ってたら"誕生日でしょ!?おめでとう!!"とメッチャ嬉しそうに言ってくれた.
こんなに心から嬉しそうに言ってくれるなんてこちらも本当に心から嬉しくなりました.
そして,今年出会った仲間たちが寄せられたメッセージたち.
本当にいろいろな人と出会ったことを実感させてくれます.
ドイツ流にみんなを招待して誕生日パーティーでも開こうと思ったけど,普通に会議でガッツリ仕事の一日でした.
そして,この時点になって結果(仮)がやっと出てあとはモデルのチェックと会社に提出するレポートを書きなぐればいいのかな.
一日の流れはいつもと何も変わらなかったけど,人に恵まれたと気付かせてくる日でした.
これが僕の誕生日プレゼントだと感じます.

みんなに感謝.
本当にありがとう.

2012年2月23日木曜日

das letzt Event

昨日は会社で自分が所属しているインターナショナルチームの今セメスター最後のイベントがありました.
その名もIndisch-Russisch-Polnisch Abend
簡単に言うと,インドとロシアとポーランドについてそれぞれの国出身の人にプレゼンをしてもらって飯も作ってもらって,ゲームとかあったらそれをやってもらうっていう感じのイベント.
とは言っても彼らみんなドイツ語ペラペラすぎるので,プレゼンではついていけませんでしたが...
ただ,インドのプレゼンはかなり強烈でした.
一つの国で数百の言語が話されているってどういうことよ.
同じ国の人と会話ができないってどういうことよ.
一年間に作られる映画の数が数千って...
免許があってないようなものって...
そして,その後に直接聞いた話だけど彼のお姉さんの結婚式に来たゲストの数が4000人って…
マジで謎の国でした.
でも面白い!!
まだ行く勇気はありませんが,いつか行ってみてもいいかもしれませんね.
準標準語として英語が話されているインドということあって,英語はペラペラ喋っていました.
ただ,インド英語笑
まだリスニング力が足りていない僕には少々大変でした.
ロシアとポーランドもなかなか興味深いもので,知らない世界もあるなーって改めて実感.
ポーランドはドイツと国境が接しているものの,東欧と位置付けられているだけあって少し違うみたい.
実際に見てないからわからないけど,すぐ隣にあるのに経済的にも文化的にも違うってやっぱり不思議.
ヨーロッパにいるとさくっと他の国に行けてしまうし国境はあってないようなものに思えるけど,そこにはやっぱり境があるんですね.

そんなプレゼンの後は軽食タイム.
ちょっと,ポーランドの飯で見た目から想像できない味がしたときはきつかったですが,おいしくいただきました.
そして,久しぶりに会った友達と喋ったり,初めて喋る人もいたり,インド人の強烈な話を聞いたり.
メチャメチャ楽しかった.
ドイツ人以外の人ももちろんいるわけで,その人たちにどれくらいドイツ語勉強したのか聞いたら自分が予想していたよりも短く,1年とか10カ月とか5年とかでした.
だけどみんなペラペラ喋ってるし,それに対して自分は4カ月しかドイツ語を勉強していないものの11カ月ドイツに住んでいるけどまだまだだなーと.
いくら,言語が大きく違うって言ってももう少し真面目に勉強していればもう少し話せたのかなーなんて思います.
使役動詞とか会話で使ったことありませんもん.
4カ月の語学学校というのは短いですが,勉強すればもうちょい話せるようになるんだなと今更になって気づく.
まぁ当たり前の話だけど,けっこうペラペラ喋っている人が予想以上にドイツ語勉強していた期間が短くてちょっとビックリしたという話でした.

最後はロシアの人が用意してくれたゲーム.
一人一人に役が与えられて,用意されたストーリーにしたがってそれを行うというもの.
ただそれだけですが,久しぶりにメッチャ笑った.

そして,最後は歌を歌う.
ロシアの歌で最初はドイツ語でみんなで.
その後は,ロシア語を.次はフランス語を.そして日本語を.
あれ...
日本語言っても日本語喋れるの自分しかおらんじゃん.
ということで,一人で聞いたことのない歌を歌う羽目に.
割と羞恥プレーでしたが,インターナショナルだし歌うっきゃないだろ!ということで.
4番まであるのに,3番で終わりを迎えました.あれ?俺はどう歌っていたのだろう.
でも,みんな喜んでくれたみたいで良かった.
最後に英語で歌っておしまい.

今回最後の催し物でしたが,いろんな人とさらに仲良くなり,喋れて本当に楽しくて素敵な時間を過ごせました.
ただ,欲を言うともっともっと話したかったな.
自分の今のドイツ語のレベルだったら日常生活には特に困らないし,なんとなーくの会話はできる.
だけど,もっと深い話をしたいっていう時には足りません.
そんな自分に合わせて話してくれる人がいてくれるからこそこういう楽しいひと時を過ごすことができるのは幸せなこと.
だけど,ここで出会って一緒に楽しい時間を共有できたみんなのことは本当に大好きです.
あとはもう少し自分頑張れって感じだけど笑

残すはお別れパーティーのみ.
寂しいなぁ.
だけど,最後に素敵な思い出作りたいですね.


その前に,最終報告書じゃい!!
一昨日らへんから上司からの要求が急激に増加して,かなりアップアップ状態です.
割とフル稼働.
久しぶりに目の前に大きな壁が立ちはだかっている感じです.
ヴルカヌスの最終報告書と会社での報告書(ヴルカヌスのやつとは全く別物)と研修を同時並行に進めるのはチト辛い.
最後まで研修をさせようと目論んでいる上司はチト辛い.
というか,ヴルカヌスの最終報告書があるので書いてもいいですか?と言って"あぁ,そうなんだー大変だねー.時間あったらいいよ"と言って課題の量を増やすあなたはドSですか?
報告書書かせてください!!いよいよ,ピンチになってきました.
ふぉぉぉぉぉぉぉぉ.
まぁ,こうなっているのも遊んでいるからなんですが!!
忙しさに負けてたまるか!!
もはや言っていることが矛盾しまくりです.
あと1カ月.頑張って乗り切ろう!!

しばらくブログはお休みします!!と思います!!

2012年2月19日日曜日

die letzte Reise

昨日同じ会社で働いている友達とチューリッヒに行ってまいりました.
彼とは彼が研修生のころから知り合いで,とても仲良くさせてもらっています.
彼はスイス出身でスイス工科大学(ETH)にも通っていたので大学見せてよー!なんて言って一緒にチューリッヒまで行って案内してもらいました.
フェリーに40分乗って湖を横断したらそこはスイス.
そこからチューリッヒまで電車で一時間でついてしまう何とも近い感じです.
スイスと言ったら緑!!というイメージでしたが,さすがヨーロッパ屈指の都市だけあって,栄えておりました.
まずは,彼の通っていたETHへ.
とても大学とは思えない感じでした.
いやゆるヨーロッパの建築物がどーん,と建っているのではたから見たらそれが大学とは思えない...(写真をあげたいのですが,ネットの調子が悪くて写真アップできません...)
学校の中にも侵入してきました.
建物の中も日本の大学とは全く違って,どこかの有名な建築物みたい.
ここは,ETHの中でも一番古い建物らしいけどちょっと感動でした.
講義棟に入ろうとしたら鍵が閉まっていて入れず...
というのも,クリスマスから来週まで学校が休みらしいので.
人も全然いませんでした.
ちなみに,夏休みも3カ月,冬休み2カ月,春休み1-2週間程度らしいです.

その後は,ETHの他のキャンパスに行ってみたけど建物内には入れず仕方がないので間隣りにあるチューリッヒ大学へ.
ここは,工学部以外の学部がある大学らしいです.
ここも,歴史がある建物で何故かサモトラケのニケの彫像がありました.
ETHは工科大学で男ばっかりなので女の子を探しにここの大学に来ることはよくあるみたいです.
工科系の大学ってどこも同じなのね.

次は街観光.
チューリッヒにはいろいろな教会があります.
ここはプロテスタント系であり,ドイツで見てきたカトリックの教会とは少し異なるものでした.
簡単に言うとシンプル.
プロテスタントではキリストやマリアの像が掲げられないらしいですが,確かに見当たりませんでした.
というか,何もなかった.そこにあるのは,椅子と花と祭壇.
その教会がもしかしたら特別かもしれないですが,それでもなんとなーくの違いを見つけることはできた気がします.
ちなみに,キリスト教に入っているとそれに対して税金とか払わないといけないらしい.
これまたヨーロッパの文化ですね.
街を歩いていて気になったのは時計が多いなぁということ.
スイスはSWATCH(時計メーカー)やロレックスなど時計メーカーが有名ですね.
時計が一つのブランドとしてあるのはこういうところから来てるのかなーなんて思ってしまいました.
そして,物価が高いったら...
ケバブですらで8€程してました...
だけど,そのかわり金持ちが多いです.
行き交う高級車たち.
メルセデス,BMW,フェラーリ... どれもかっこよかった!!
車を見ていて飽きなさそうな気がします.
スイスは住んで働くにはいいかもしれないけど,旅行するには良くないです笑

最後にFREITAGの本社を見て,Luxenburgerliを食べて帰宅.
ちなみに,FREITAGとはトラックの幌を使ってカバンとかを作っているメーカーで割と好みのタイプ.
こいつは日本に帰ったら買おう(今回は帰国に向けて荷物を減らしているので断念).
Luxenburgerliはチューリッヒ発祥のお菓子.小さいハンバーガーみたいな形で,パンに似たような生地にチョコレートが挟まった可愛いお菓子.
おいしくいただきました.

今回は旅行もそうですが,友達と一緒に話せて非常に有意義でした.
そして,僕のドイツ語力に合わせて会話をしてくれるので非常に勉強になるし楽しい一日を過ごせました.
今年の観光を目的としたたびはこれで終わりです.
あとは,オーストリアにスキーをしに行き,ミュンヘンでサッカー観戦をするくらいでしょうか.
そして,最後にブリュッセルで報告会を行い帰国.
数えてみれば,今年だけで15カ国,50以上の都市を訪れました.
似たような都市もあれば,全く違う都市もある.
陸続きで簡単に行けてしまう他の国でも,そこには違う文化があったり.
毎週末まではいきませんが,かなりの週末を違うところで過ごしていました.
とても贅沢な週末たちだったと思います.
そして,チューリッヒが最後に訪れた都市になったわけですが,ただ街並みを見る普通の観光とは違った楽しみもできたし,締めくくりによかったのではないかなと思います.
さて,これからやるやると言ってほとんど書いていない最終報告書を本格的に始めないとまずいみたいです.
ここから2週間気合入れていきましょう!