2012年2月15日水曜日

Amsterdam part2

さてさて,第二弾です.
12日(日)
良く寝つけずに起床.
前日案内してくれたおじいちゃんに博物館と,美術館を紹介してもらったのでそこに行くことに.
ここでも,足が凍ってきたのでどこか避難できるところないかなーと探していたところスーパー発見.
日曜日なのに普通のスーパーが空いているのはちょっとビックリでした.
今までヨーロッパを旅してきたけど,日曜でもスーパーが空いていたのは...
あれ,記憶がありません.
というくらいスーパーは日曜はしまっているヨーロッパ.
何か,アムステルダムは特別なものを感じます.
国立博物館に到着.

受付のお兄さんの流暢な英語と,嫌みったらしくない少し話せる丁寧な日本語を聞いて嬉しく感じるのでした.
日本語は友達に教えてもらったと言っていましたが,こうやって喋ってくれるのは嬉しい.
よく街角で"ニーハオ!"とか"コニチワ!"とか合掌しながらバカにしたような言い方で言ってくる人がいるけど,この人の日本語は心がこもっていました.

そして,博物館内には絵画から陶器,美術品など様々ありました.
美術館ではオーディオガイド(日本語あり)で回ったのですが,その美術品とともに時代背景の説明もあって非常にタメになりました.
美術品を見ながらオランダの時代背景までわかって一石二鳥.
入場料14€にオーディオガイド5€ですが,払う価値はあると思います.

さて,その次はゴッホ美術館へ.
はっきり言って自分には美術のセンスもないし,今まで美術館に行ってよくわからないで帰ってくることが多かったので行くか悩みましたが,お勧めされたので行ってみようかと.
ここでもオーディオガイド付き(日本語あり)で.
ゴッホに関する知識はほぼ0で行ったわけですが,十分楽しめました.
作品が年代ごとに展示されていて,そのころのゴッホの境遇や心境も説明されていて作品の意味などが非常にわかる展示になっていました.
そして,その年代ごとに作品から受ける印象は全く違いゴッホの気持ちをよく表していました.
今までゴッホの絵を見たことがありましたが何がすごいのか全く分からなかった.
だけど,今回ここを訪れてその作品に込められた意味,そしてゴッホについて知ることができました.
有名な画家であるとともに,壮絶な人生を送ったゴッホ.
少し身近に感じることができました.

そんなことをやっているうちに日が暮れてきたので,中心部へ.
最後に中華街で中華をたらふく食って寝台列車に乗って帰りました.
ここでもあまり寝れず,月曜の仕事は完全にコックリさんしてました.

今回,アムステルダムに行って感じたことを簡単に書いてみたいと思います.

まず,人々の差別的な冷たい視線を今まで以上に感じませんでした.
何か困っていたら,助けてくれる.
当たり前のように見えて,これって日本だとなかなか難しいこと.
でも,ヨーロッパでは割とよくある光景.
アムステルダムでも人を助ける光景は見たし,自分も人の手を借りさせてもらった.
ただ,それ以上に自分を日本人として理解してくれて,日本人としてちゃんと接してくれた.
例えば,昨日あったおじいちゃん.
彼は僕のことを"日本人だと思ったよ"と言って,接してくれました.
そして,博物館の人も日本人としての対応をしてくれた.
それは,彼らが自分たちを日本人として尊重してくれているのじゃないかなーってことだと思います.
つまり,彼らにとって僕は旅行者ではなく,アジア人ではなく,日本人であるということ.
ちゃんと,それに合った対応をしてくれるのは本当に嬉しいです.
ここだったら,日本人として生きていけるのかなーって思いました.
それに関して,中途半端に相手のことを理解しているのは相手にとって失礼にあたるのだと感じます.
例えば,よくやられるのが合掌しながらのあいさつ.
同居人にも昔合掌しながらニヤニヤしながら挨拶されました.
マジでイラっときてちょっと怒ってやったら,"日本人ってみんなこれやってるんじゃないの?テレビで見たよ"と言われました.
でも,事実やってないし他の国と一緒にされるのは嫌な気分にさせられます.
それと同じように,欧州で一つにまとめてしまいがちですがそれぞれの国でカラーは違う.
国ごとに対立してたりもする.
そんな彼らを一つに欧州とまとめてしまうのは失礼にあたるのではないかなと感じます.
彼らとよい関係を築いていくためには彼らのことを知ることから始めないといけないのかなと思います.

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